ウイルスの検出率をチェックする

ウイルス対策ソフトの基本は、もちろん侵入しようとするウイルスを検知し、駆除することにある。検出率が悪ければ、それだけウイルスやスパイウェアをはじめとする、悪意のあるプログラム(マルウェア)に感染する確率が高まるので、できるだけウイルスの検出率が高いものを選ぼう。

 

ウイルス検出率は客観的なデータを参考にするのがベスト

 

一般的にウイルスの検出率は、世界各国の調査機関によって公表されている。その中でも、最も信頼できると言われているテストが「AV-Comparatives Real-World Protection」である。「AV-Comparatives Real-World Protection」は、オーストリアの調査機関によるWindowsセキュリティソフトの性能試験結果を示したもので、現実に存在しているウイルスの検出率を評価している。

 

従来のウイルス検出テストでは、評価機関があらかじめ用意した「定義ファイル」を用いるのが一般的だった。「定義ファイル」とは、コンピュータウイルスに感染したファイルや、ネットワーク上で自己複製を繰り返すワームプログラムの特徴を収録したファイルのことで、マルウェアをどれくらい検出できるかを計測するのによく用いられる。

 

しかし、「定義ファイル」を用いたテストではマルウェアの感染原因が多様化した現在、同時に幾つものマルウェアに感染するケースなどには対応できない。そこで「AV-Comparatives Real-World Protection」では、現在実際に存在する多様なウイルスを用いて、どのくらいウイルスを検出できるかを計測しているのである。

 

2013年6月に行われた調査結果によれば、各社のウイルス検出率は90%を超えている。その中でも、「F-Secure」、「スーパーセキュリティZERO」、「カスペルスキー」の三つは、99.9%とかなり優秀だ。

 

他にも、日本で知名度が高い「ウイルスバスター」が99.8%、「マカフィー」が99.3%と高い検出率を出している。「AVG無料版」は96.3%と有料ソフトに比べて検出率が若干劣っている。